測量・登記手続 大川原哲也土地家屋調査士事務所

既知のことも、さらに理解を深め、身の糧となる応用力を備えるために

 

 日々専門家としての実務分野の理解を深め、より良い実務遂行に応用できる能力を磨くために、自らの実務経験に基づくフィードバックや、参考文献などの研究成果などから学び、定期的に専門分野に関する考え方をまとめていきたいと思います。

 

 

参考文献
境界・私道等実務研究会編/問答式境界・私道の法律実務/新日本法規出版 

境界の概念記事一覧

法的な境界とは

法的な境界とは ある土地が誰のものなのかを示すために、不動産登記法では土地一筆ごとに地番を付することにしています。そして一筆の土地は、私的な売買取引などに際しての単位となります。また一方では、固定資産税や都市計画税などの土地に対する課税の際の単位にもなっています。したがって法的な境界とは、隣接する地...

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地理空間情報と境界

地理空間情報と境界  現在におきましては、グローバル経済化により、各国政府及び企業は「持続可能な開発」に係る課題への対応が急務であるようです。そして経済、環境、社会などの高度化へつながる「持続可能な開発」には信頼できる土地情報が必要であることが再認識されて、LADM(土地行政領域モデル)がISO標準...

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境界線が不明確な場合

境界が不明確な場合 長い期間、住宅敷地として使用してきた土地で、建替えや、売却を考えているが、隣地との境界が不明確な場合には、何を根拠に境界線を明確にすればよいのか、という問題が発生する場合があります。 日本の法律は、境界線を決める基準について規定していないので、裁判の判例などを参考に、境界を現地に...

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境界と大地震による影響

境界が大地震によって動いてしまった場合 近年にみる大地震による被害状況から推察すると、地震による地殻変動によって地表の水平移動が生じ、その地域の境界は物理的に移動が生じているだろうと考えられます。実際、兵庫県南部地震の際に建設省国土地理院が阪神間の一・二等三角点について緊急測量を実施した結果、三角点...

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自己所有地の境界標の管理

自己所有地の境界標の管理 自己所有地と他人所有地の境界線上に、境界標が存在している場合、それをどのように維持管理すべきかという課題が生じます。つまり、土地の所有者としての境界標の管理義務を、どのように果たせば良いのか具体的な対策を検討しておく必要があります。それには先ず、なぜ境界標を明確にして維持管...

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境界紛争の予防について

境界紛争の予防 境界とは、前記事(法的な境界とは)にて説明させて頂きましたが、ある土地が誰のものなのかを示すために、不動産登記法では土地一筆ごとに地番を付することにしています。そして一筆の土地は、私的な売買取引などに際しての単位となります。また一方では、固定資産税や都市計画税などの土地に対する課税の...

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公図の信頼性について

公図の信頼性について境界の基礎資料である公図について 公図が作成された沿革等は、既に「法的な境界とは」のページにて触れているが、その公図を扱う法務局の公図に対する見解はどういったものであろうか。先ず、過去の判例をしらべてみた。 公図の性質については,各土地の「区割と地番を明らかにするために作成された...

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